前回に引き続き教科書改訂における各科目の説明をします。数学のつづきですよ!
新しく【累積度数】【反例】【四分位範囲、箱ひげ図】について説明していきます。それではいってみましょう!!
〇累積度数
累積度数とは、度数分布表で最小の階級から各階級までの度数の総和を表したものです。
また、各階級の度数の、全体に対する部分の割合を相対度数といい、最小の階級から各階級までの相対度数の総和を累積相対度数といいます。
例題を見てみましょう。
・累積度数とは、はじめ階級からその階級までの度数の総和になるので
①は4+10=14 ②は4+10+16=30 となります。
・累積相対度数もはじめの階級からその階級までの相対度数の総和になるので
③は0.1+0.25=0.35 ④は0.1+0.25+0.4=0.75 となります。
どうです?別のやり方もありますよ!いろいろなやり方で考えてみましょう!
〇反例
反例とは「命題の仮定を満たしているが、結論を満たしていない例」のことです。
??ってなりますよね。では例題です。
例題 自然数nが4の倍数であり6の倍数でもあるとき、nは24の倍数である。
自然数nが4の倍数であり6の倍数でもあるとき、nは24の倍数である。
仮定 結論
となります。ここでn=12のとき、12は4の倍数であり6の倍数でもあるが、24の倍数ではないことになります。仮定を満たすが結論を満たさないn=12をこの命題の反例といいます。たくさんある事象の中からあてはまらないものを探すのは大変ですね。反例を学ぶことによって、日常生活のコミュニケーションや議論に生かそうということも考えられているみたいですよ。
〇四分位範囲・箱ひげ図
四分位範囲とはデータの散らばりの度合いを表す値のことです。全体を4つに分けたときの中央の2区分についてデータの散らばりの度合いを調べるものになります。
箱ひげ図はこの中央に集まる半数のデータを四角(箱)でそれ以外の部分を箱からのびた線(ひげ)で表した図になります。こんな図です。
四分位範囲は第3四分位数と第1四分位数の差(箱の長さ)になります。
箱ひげ図はいろいろな分野(株価・品質管理など)で活用されています。見たことあります??
それでは今日はここまで!次回は国語編です。
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