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2021.04.08 どこよりも早い広島県公立高校入試選抜Ⅱ分析 ~数学編~

どこよりも早い広島県公立高校入試選抜Ⅱ分析 ~数学編~

前回に引き続き3/8・9に行われました広島県公立高校入試選抜Ⅱについての分析を行っていきます!!つぎは数学です。今年の数学はどうだったんでしょうか?

 

【概要】

令和3年度は小幅ではありますが、昨年と同様、設問数の変更がありました。大問数の変更はなく6つのままでした。また、小問数も令和2年度の18問から1問ふえて19問になりました。平均点は31年度21.0点となり難化していたのですが、令和2年度は28.2点で大きく上がりましたが、今年は近年まれにみる難しさでした。それでは大問ごとの概要です。

 

大問1 昨年同様8問出題され、計算4問,回転体の体積や2点間の距離、確率などの基本的な知識を問う問題が出題されました。今後しばらくは同様の傾向が続くと思われます。

大問2 平方根の大小、面積についての文字式を使った説明、速さのグラフから条件を満たす値を求める問題と基本的な知識と考え方を問う難易度の高い問題が出題されました。

大問3 図形を用いた面積比の問題が出題されました。日頃このような問題に解きなれていないと非常に難しい問題でした。

大問4 一次関数と反比例の融合問題でした。(1)は基本的な問題ですが(2)は文字を使って解かないといけない非常に難易度の高い応用問題でした。

大問5 資料の整理に関する問題で、(1)では資料をもとに範囲を選ぶ(2)は資料をもとに判断し、その理由を数字を用いて説明する、しかも2通りの答えがあるという超難問でした。

大問6 図形の証明なのですが、(1)は今まで広島県では見たことのない作図の証明問題でした。(2)は図形をコンピュータを用いて変形させ、鋭角三角形になる理由を説明するというこれまた見たことないような問題でした。

 今年は初めて見るような問題がたくさん出ましたので、受験生の皆さんは解答するのにとても苦労されたと思います。

 

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【問題数・出題割合】

令和3年度は解答すべき問題数は19問で、学年別の出題割合で見ると、中1内容が3割、中2内容が3割、中3内容が4割近く出題されています。これは例年通りです。

 

【分野別傾向】

〇計算分野

令和3年度の問題数は令和2年度と比べ1問減少し4問で、正負の数の四則混合計算・式の値・平方根の計算・2次方程式の計算が出題されました。

〇関数分野

図形と融合されて出題される傾向があります。令和3年度は1次関数と反比例の融合問題で座標を求める問題・線分の長さを利用して考える問題でした。(2)は難易度の高い問題でした。

〇図形(証明)分野

令和3年度は広島県では今まで見たことのない角の二等分線の証明でした。証明自体はそこまで難しくはなかったのですが、びっくりした生徒さんもたくさんおられたことでしょう。また、(2)(3)は穴埋め問題なのですが、両方とも捉えにくい問題だったと思います。

 

全体を通して記述する問題数は昨年と同じ3問変わらなかったのですが、記述する内容が(長い・難しい・初めて見る)問題だったので結構手の付けようがなかったかもしれません。来年以降同様の傾向で来ることは十分予想されますので受験生の皆さん記述練習大事ですよ!!

 

【対策】

〇計算分野

基本的事項を中心として出題されているので、すべての領域で基本的な計算問題に慣れておく必要があります。ケアレスミスの多い生徒は、計算の途中の過程を丁寧に書かない傾向にあるため、日頃の習慣が大切になります。確実な得点源にしましょう。

〇関数分野

苦手意識の強い生徒が多い分野ですが、直線や放物線の式や交点の求め方を始めに理解し、面積の求め方の順に演習すれば、応用問題にも対応できます。また、動点に関する問題にもあたっておくべきです。関数は高校数学でも最重要領域であることを意識して学習に取り組んで下さい。また、日頃からグラフを描く作業を怠らずに行いましょう。

〇図形(証明)分野

図形(証明)の分野でのポイントは、完全記述式の証明問題になります。完答できる実力の養成が、得点の大きな分かれ目になります。また総合力を養成するためには、図形と三平方の定理の融合問題や応用問題に数多くあたるのが効果的であるといえます。毎日少しずつでも数学と向き合い、出題、解法のパターンを身につけましょう。また、教科書改訂に伴う新単元分野についても要注意です。

〇記述問題

令和3年度には出題されませんでしたが、ここ数年、方程式の式とたて解き方を記述する問題が出題されました。まずは教科書内容については完全な理解が必要です。その上で多くの問題にあたり、様々な解法パターンを身につけておく必要があります。また資料を読み取り理由を記述する問題がよく出題されます。来年以降も出題される可能性が高いので日頃から資料を読み取る問題に挑戦することが大切ですね。

 

さあ数学はここまで!今年はかなり難しかったです。来年以降は・・・・

それではみなさま次回を乞うご期待!!さようなら✋

 

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