受験奮闘記

受験奮闘記

東京大学 理科Ⅲ類 合格

受験で結局一番難しいのは出願することだと思っています。受験生というのは落ちたくない、絶対受かるところを受けたい、と考えるものですし、僕もそうでした。特にボーダー付近の受験生には失敗した科目があったり、複数科目で小さなミスが重なったりすれば合格点を下回ってしまうという不安が常にあるため、実力はあるのに志望を下げてしまうことが多々あります。かくいう僕も理三の受験を断念しようとしたことは幾度となくありましたし、高3の間は理三志望でない期間のほうが長かったくらいです。そんな志望校に不安を持っている人へのアドバイスが3つあります。1つ目は、今の実力でも確実に受かるような戦略を練ること。2つ目は、根を詰めすぎず、プレッシャーを感じすぎないこと。そして最後に過去の努力を信じ、それに応えようと思うことです。まず1つ目について。合格点をしっかり上回るための得点の仕方を(できれば過去問3回分以上のデータから)分析してください。そして、その点の取り方を再現できるようにすることに注力して、安定して合格点を超えられるようにしてください。基本的に、ボーダー付近から合格余裕レベルまで上げるのには相当な労力が必要ですし、試行錯誤を重ねる必要があります。その点、前述したようにして得点を安定させる工夫をするのは短期間で比較的簡単に、かつ確実にできます。直前期の受験生は特にこれをするべきだと思います。僕の場合、秋以降は伸び悩んでいる印象があったのですが、冬までひたすら安定性の向上に励んで、五分五分で受かる状態からほぼ確実に受かる状態まで持ち上げることができました。そして2つ目についてですが、ボーダー付近の受験生は本番の心身の状態など些細なことで合否が揺れ動きます。そのため、本番100%実力を出せるように、心身を健全に保つための工夫にもしっかり力を加えましょう。僕の場合は、直前期になっても遊びやスマホの制限はしすぎずに、睡眠は8時間取るようにしてストレスがかからないような生活を心掛けていました。最後に3つ目について。結局僕が理三に出願できたのは、理三合格を目指して必死に勉強していた昔の自分が報われてほしい、と思ったからでした。直前期に楽な道に逃げたくなってしまっている受験生は、希望と熱意に満ち溢れていた過去の自分の姿を思い返してみてください。長くなりましたが、最後にまとめを。受験は今後の人生を変えうるものです。第一志望を貫くことが良いか悪いかは一概には言えないかもしれませんが、それぞれの選択の先にある自分の姿を想像して決断してください。私もまた大学進学後の自分を想像して将来に向けて頑張っていきたいと思います。

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