広島出身のミュージシャン
”吉田拓郎”という人物に
僕は魅了されました
世に対するアンチテーゼを
唱えているかのように
ポピュリズムに背を向け
テレビ番組への出演は断固拒否
青年期の僕にとっては
”かっこいい”の象徴でした
そんな吉田拓郎の名曲
”今日までそして明日から”
歌詞の一部を紹介します
今日までそして明日から
作詞&作曲:吉田拓郎
私は今日まで生きてみました
時にはだれかの力を借りて
時にはだれかにしがみついて
私は今日まで生きてみました
そして今私は思っています
明日からも
こうして生きていくだろうと
世に背を向けている人が
”私は”という丁寧な言葉を使い
大衆社会と一線を引くような
雰囲気を醸し出している人が
”誰かの力を借りて”と
社会の中で生きていく自分を語る
そのあまりのコントラストに
僕は吉田拓郎というアーティストの
光と影を感じ
さらに吉田拓郎というミュージシャンを
さらに深く追い求める
きっかけになった名曲です
吉田拓郎の母校広島修道大学に
この歌詞が記載された歌碑があります
前振りが長くなりましたが(苦笑)
この[コントラスト]という言葉
”光と影””白と黒”などの
”対比”を意味します
英語表記すると
[contrast]
この接頭部にある[contra]が
”対”の意味を持っているのです。
そして[contra]から派生したもので
[counter]があり
これも”対”の意味を持っています
ではこのことを頭に入れて
次の単語をインプットしましょう
[contradict]ー”矛盾する”
[dic]は前号で取り上げた通り
“伝える”の意味を持つので
反対(逆)の事を話すイメージです
[controversy]ー”論争”
意見が対立して論争が生じますね
[contrary]ー”反対の”
[contra]の意味そのままです
[encounter]ー”遭遇する”
接頭の[en]は
付随する語を動詞にする
作用を持ちますので
(バックナンバーe欄の
“enjoyはenとjoyの合体なんです!”
をご参照下さい)
対の状態になる⇒対面する
というイメージです
[countermeasure]ー”対抗手段”
[measure]が”手段”という意味です
次回は最後に取り上げた
[measure]の接頭部
[me(t)]について取り上げます
語源を知ることで
難易度の高い英文を読むときの
柔軟性と対応力が養われます
信じて読み続けて下さい
きっとみんなの力になると思います